GMORSとのR&D

GMORSが提供する飲料水関連への認証材料

飲料水と接触する製品、機器、コンポーネントは、飲料水の供給および配水システムに有害物質や汚染物質が浸入することによって発生する健康への悪影響を及ぼさせない為、評価を実施しなくてはなりません。

国別の認証では、米国のNSF、英国のWRAS、ドイツのUBA(KTW)、フランスのACS、オーストラリアのAS/NZSなどが挙げられます。

GMORSでは上記の基準に準拠するOリング、シールとガスケット、ダイアフラム、カスタム成形品などのシール製品を提供しています。

国別の認証
NSF(National Science Foundation/全米科学財団)は試験規格を策定し、試験、認証、検査、監査およびコンサルティングとトレーニングを含むサービスを提供しております。
NSF-61は製品使用時に水中に放出される鉛やその他の重金属および有機物質の量を測定致します
衛生管理および飲料水産業に関連するNSF-61材料認証には、次の内容が含まれます。
1) 第6節:接合材料とシーリング材料:これには、Oリング、ガスケット、およびEPDM(Ethylene Propylene Diene Monomer/エチレンプロピレンジエンモノマー)、シリコーン、NBR(Nitrile Rubber/ニトリルゴム)などの材料から製造されるカスタム成型品が含まれます。
2) 第9節:機械配管装置:機械配管とは、蛇口、シャワー、スプレー、ウォータークーラー、住宅用のフレキシブルパイプジョイント、温水および冷水交換器などを指します。

WRASとはWater Regulations Advisory Scheme(水規制諮問制度)の略語です。
飲料水と接触する製品または材料による水質汚染の防止における公衆衛生の保護に関連する英国規格BS6920に準拠した認証です。
試験範囲は、配管パイプ、蛇口、バルブ部品、ゴム製品、プラスチックなど、水と接触するすべての材料、および関連機器製品の製造に使用される可能性のある材料を対象としています。WRASは、英国、英連邦、東南アジア諸国に適用できる認証です。

ACS(Attestation De Conformité Sanitaire/衛生適合証明書)認証は飲料水と接触する製品、部品、材料などを定めたフランス国家の認証です。
主に配管関連製品はAFNOR(Association Francaise de Normalisation/フランス標準化協会)により発行された規格に基づいています。
なお飲料水と接触するすべての製品に関してはフランス国内で販売する為にはACS認証を取得しなければなりません。

DVGW(Deutscher Verein des Gas- und Wasserfaches/ドイツガス・水協会)は、欧州における最大の水およびガス産業の認証機関です。
製品メーカーは製品が適合しておることを証明するため、DVGW CERT証明書を取得しなければなりません。
DVGW W-270規格は、特に飲料水製品への材料要求を定めております。
製品と材料は、化学物質の移動と微生物の成長に基づいて評価されます。

UBA(Umweltbundesamt/ドイツ連邦環境庁)は飲料水材料認証機関であり、飲料水と接触する製品の規制における健康安全基準を定めております。
KTW(Kunststoffe und Trinkwasser/プラスチックと飲料水)認証は飲料水の製造、供給、保管する為、汚染レベルを測定する評価が関連付けされています。
DVGWから認可された試験所で指定された温度にて移行試験を実施致します。KTW認証は、欧州および世界中で広く認められている認証です。